シュークリーム

フロアに入ると、そこにいた社員達から視線を浴びた。


それはほんの一瞬のことだったけど、課長も私と同じように感じたみたい。


「さっさと仕事に戻るか」


「そうですね」


頷いてデスクに向かおうとすると、課長が私の腕を引っ張った。


「森、さっきはありがとう」


「いえ」


突然の事に驚きながらもなんとか笑みを浮かべると、課長はどこか意味深に笑って耳元に顔を寄せて来た。


「森のおすすめの店なら信頼出来る。……次の休みに行くから」