一年後輩の長谷川君に有休を取らせてあげるために、同じチームの私たちがずっと徹夜続きだったのは、つい最近のこと…。
今週から纏まった有休を取ることが出来た長谷川君は、今頃きっと恋人の紫(ゆかり)ちゃんと楽しい休暇を過ごしているに違いない。
それを羨ましく思いながらエレベーターに乗り込み、隣にいる村上君を見上げながら口を開いた。
「ねぇ、相談ってなんだったの? もし仕事の話なら、早い方がいいんじゃない?」
平静を装う私は、心の中では彼が頷いてくれるように祈っていた。
今週から纏まった有休を取ることが出来た長谷川君は、今頃きっと恋人の紫(ゆかり)ちゃんと楽しい休暇を過ごしているに違いない。
それを羨ましく思いながらエレベーターに乗り込み、隣にいる村上君を見上げながら口を開いた。
「ねぇ、相談ってなんだったの? もし仕事の話なら、早い方がいいんじゃない?」
平静を装う私は、心の中では彼が頷いてくれるように祈っていた。



