シュークリーム

村上君の言葉に一瞬だけキョトンとしてしまったのは、まったく心当たりのないことを言われてしまったから。


「課長がそんなこと言うわけないじゃない!」


「俺は、課長がお前にそう言ったのを聞いたんだよ!」


「そんなわけないでしょ! 私は、飲み会以外で課長とプライベートで会ったことなんてないし、そんな約束をしたことだってないわよ!」


捲し立てる私に、村上君が怯んだのがわかった。


同時に、いつもの可愛いげのない自分の態度に気付いて慌てて口を噤み、ゆっくりと深呼吸をした。