金を返せ!だの、変な人が待ち伏せしてたりされ、自宅に帰れない状況…岸和田港に車を止め、独身の時から飼ってる猫と、車で生活する日が続きました。

でも、まぁ…結婚したからには、とことん付き合うことにしましたが、主人は逮捕される前から、病気を持っていました。

一過性脳梗塞と狭心症です。

常にニトロを持ち歩く生活をしていました。心臓の血管にステントを入れるオペもしていました。

取り調べがハンパでない為、発作を起こしたり倒れたり、瞳孔が開いたり…と本人も戦っていたようですが、裁判の時は、度々発作が起こった振りをしたりし、裁判官に病気の為に判決を軽くして貰おうと企んでいました。
もしくわ、医療刑務所ならそんなに、キツイ所じゃないらしく、そこに行きたい一心であの手この手を使う主人でした。

この頃、マスメディアで、主人のことが本になったり週刊誌に載ったりと、軽く有名犯罪者に…

ウチは、どうでも良い…悪あがきせずに、とっとと、お互い楽になろうぜ!って感じ…

結局、体形もかなり痩せて来て、警察病院からの薬を服用していましたが、マジか嘘か…良くなる気配はありませんでした。

度々、テレビにも映る大阪都島拘置所に移行され、毎日面会に行くことに…

こちらでも、受付の方に顔を覚えてもらい

『頑張りや!』

と声をかけて頂く程になりましたが、待合室は、極道の方から、歳老いた方に小さな子供連れ迄…異様な環境です。

長く待って、話せるのは、たった15分だけ…

何もかもが、手続きだらけの現場…やたらと時間ばかり消耗…半日係の仕事なんです。

そんな日が続く中、判決の日…

『主文、2年6ヶ月の判決を言い渡す!持病を持っていても、耐えられると判断………』

その後、主人はその場で意識がなくなり倒れました。

一週間後、大阪都島拘置所から京都刑務所に送還されました。ウチが京都が好きだと言う理由で…

当日、大阪府岸和田市に住んでいたため、交通費や時間がやたらとかかり、迷惑にも程がある結果に…
始めは、月に一度しか面会出来ません。

さぁ〜、これから娑婆で待つこのウチ…
やっと、自由に仕事が出来生活を維持する事だけを考えられる環境に…