高校生☆恋愛事情




息苦しいほど激しくて
もう頭が真っ白になっていった。


「だめ、誰か来たら、たいへ・・・ん」


なんとか押しのけてみるが
びくともしない。


なんだか大樹の様子がおかしい。


「・・・どうしたの?」


唇が離れた隙に問いかけた。


「・・・百合、していい?」


そういって大樹はあたしのブラウスのボタンに手をかける。



「いや!ここ学校だよ何考えてるの?」


大樹の目は潤んでいて虚ろだ。

ボタンを外そうとする手を止めると、
大樹はしゃがんであたしの胸に顔をうずめた。