息苦しいほど激しくて もう頭が真っ白になっていった。 「だめ、誰か来たら、たいへ・・・ん」 なんとか押しのけてみるが びくともしない。 なんだか大樹の様子がおかしい。 「・・・どうしたの?」 唇が離れた隙に問いかけた。 「・・・百合、していい?」 そういって大樹はあたしのブラウスのボタンに手をかける。 「いや!ここ学校だよ何考えてるの?」 大樹の目は潤んでいて虚ろだ。 ボタンを外そうとする手を止めると、 大樹はしゃがんであたしの胸に顔をうずめた。