高校生☆恋愛事情



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「どうして化学室?


あれ何で鍵あいてるんだろ?」


ついた先は5階にある化学室。
各学年の教室は2階から4階にあるから授業がない限り生徒は滅多に来ない場所だ。


「さっきの授業で使って、俺が鍵預かったの」



「へぇ~。

ってよく貸してもらえたね」



「俺優等生だからさ」



先生も甘いなーと思いつつ、
中に入ると化学室特有の匂いが鼻をかすめた。


「こっち向いて」


後ろに気配を感じた瞬間には
あたしは大樹に壁に押し付けられた。


「キス、していい?」


え?

と上を向いた瞬間

返事を聞く前に唇を押し当てられた。



始めは優しかったのに

段々激しくなるキスに息苦しくなる。



「だいきっ」