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「どうして化学室?
あれ何で鍵あいてるんだろ?」
ついた先は5階にある化学室。
各学年の教室は2階から4階にあるから授業がない限り生徒は滅多に来ない場所だ。
「さっきの授業で使って、俺が鍵預かったの」
「へぇ~。
ってよく貸してもらえたね」
「俺優等生だからさ」
先生も甘いなーと思いつつ、
中に入ると化学室特有の匂いが鼻をかすめた。
「こっち向いて」
後ろに気配を感じた瞬間には
あたしは大樹に壁に押し付けられた。
「キス、していい?」
え?
と上を向いた瞬間
返事を聞く前に唇を押し当てられた。
始めは優しかったのに
段々激しくなるキスに息苦しくなる。
「だいきっ」


