あたしの言葉を遮り、 大樹の手に腕を絡める佐々木 玲奈。 あたしを睨み威嚇してくる。 そんな彼女に 大樹は「あぁ」と相槌をうち、 去っていく。 「何なの~アイツ~!! 彼女に弁当作らせといて 自分は他の女といるっての!? 最っ低~!!!」 みんなが口々に言う “最低”という言葉に 何だか哀しくなった。