後ろを振り返ると 大樹の姿が。 隣には佐々木 玲奈もいる。 「弁当、まだ貰ってねぇんだけど」 ダルそうに窓枠に肘をつきながら お弁当を催促する大樹。 「あ、うん」 あたしは手提げバッグから 青い包みのお弁当を出して渡した。 「今日は卵焼きが上手くできたの。 あと、大樹の好きな______...」 「大樹、早く行こうよぅ。 みんな待ってるよぉ?」