ぼーっと布団に包まりながら、胸に突っかえた何かを取り除こうと思考を巡らせていた。
でも何故か頭からヨウとシオと呼ばれた女の子の姿が消えてくれない。
(ダメだ、これじゃ熱上がる…)
そうして目を閉じて、かなりの間眠っていたらしい。
窓の外ではチュンチュンと取りの鳴き声がする。
「ゴホッゴホッ…うー……ゴホッ…」
病状は悪化するばかりでこれは困った。
風邪薬あったっけ?と探すのにも一苦労。
ご飯は食べる気しなかったから、冷蔵庫にあったゼリーを食べて薬を飲んだ。
「さむ…」
風邪は寝て治せ、ということで今日は大学休もう。
そう決めてまた眠りについた。
胸の痛みはさらに痛みを増している気がした。
