その日の帰りは雨が降った 部活が終わって 皆と別れて 1人になった時だった なんとなくさみしくなって 帰り道にある小さな川を ずっと見てたの 見てたって言うよりは ボーっとしてただけなんだけど そのままどのくらい 時間がたったんだろう 後ろから男子の声がして 振り向いたら ナオだった 慌てて川を渡って 反対側を歩いた ナオの家は川の向こう側だから こっちに渡ってくることは ないと思ったから