「でね、助けてよヤナギぃ~~!!!」


あれからヤナギは、あたしがプレゼントしたピアスをいつもしてくれてる。


青いピアスの中に掘られた、龍。




それに意味はないけど、それがいいと思った。


というか、それが頭に浮かんだ。


だから、迷いなんてなかった。



そんなピアスをヤナギがこうして気に入ってくれてる事が、いつ見ても嬉しい事だった。


「どうしました?」


苦笑しながらも、優しい笑顔に心が和む。


言っちゃっていいのだろうか?


テストの事。



ってか、ヤナギはあたしがバカって事知ってるから大丈夫だよね。


「……」


「はい?」



……やっぱダメだ。