「……ショウ」


「あ、もうこんな時間か。着替えてくるよ」


ハヤトの声にショウゴは部屋から出て行った。



死刑執行を告げられ、約5時間。


それがあたしにとっては、何日に思えた事か。



刻々と進む時間と比例し、倉庫内が騒がしくなる。


暴走がそんなに楽しみなのだろうか?


人様に迷惑をかけてると言うのに。


申し訳ないと思う事も、あるのだろうか?



そう考えを張り巡らせてるあたしとハヤトしかいない部屋に、カチッと音が響き渡る。