「……ショウゴさん…」


ユウキの顔色が青ざめて行くのが分かった。



……へっ。


あたしからの優しい仕返しだ!


あたしをバカにした罰だかんな!


死んでも恨むんじゃねぇぞ!!


あたしはなにも悪くねぇんだからな!!!



ユウキはあたしがユウキの背中から降りると同時に、怒鳴られてた。


怒鳴りに怒鳴られて、ユウキが小さく見えて少し可哀想にも思えた。


あまりに見てられなかったあたしは、……罪逃れの道を選んだ。


怒鳴られてるユウキを残し、ひとりソロソロ…と部屋に戻った。



………後で絶対ユウキに怒られるな。