あれから5日。



完璧なロスタイムを過ごしたあたしは、完全なる追試者トップ10にランクイン。




そんなあたしを見、何故か盛大な溜息を吐き、



「………テメぇ、いい加減にしろ」



そう言ったのは紛れもなく、あたしを追試者に推薦してくれた男、ハヤトだった。




なにがいい加減にしろ、だ?



あたしに答えしか教えてくれなかったのは、オメェだろーが!!!



オメェが全然やり方教えてくれなかったんじゃねぇか!!!



仕方ねぇからな、そのプリントの答えを丸暗記して、全く違うプリントに書いてやったよ!!!



見事にマイナス100点だったからな!!!!



…………なんて言えなくて、言おうとしたけど、ハヤト得意の睨み付け作戦にズタボロにやられたあたしは、悔しさのあまり、拳を握りしめて、ハヤトにバレない様に睨んだ。