すぐ近くに来ていたのは、
プリンスの四人。

黒原くんと五十嵐くんは拍手してるだけ
だった。


「プリンセスに選んでもらえてすごく
感動です、みんなこんな俺だけどプリン
スとしてよろしくお願いします」


あいさつはいつもどーり、
明るくさわやかに慧がこなす。

なによ、
やっぱりそのキャラなんじゃんか・・・。


ちょっと不満なあたしに慧はボソッと


「____だよ・・・」



そう囁いた。
ずるい、ずる過ぎる・・・。


みんなの歓声もすごいし、慧は小さい動作
で耳打ちしてきたから

誰にもバレてないと思う・・・。


慧が・・・・・・



「好きだよ」って言ってくれたことは。