「早崎くんは全然わるくないから
謝らないでよ!」

「いや、でも・・・」


どんなに謝らないでといっても
早崎くんは申し訳なさそうな顔で
謝る。


「かっこよくないよ?あたしは、
ジェットコースター大好きで
かっこいい早崎くんのが好きなん
だけど?」

「・・・ありがとう」

「ん?」

「じゃあ、休憩したらもっと乗ろう!」

「んん?まじですか?」

「ったり前!」


まさか、
まだまだ乗るはめになるとは。

だけど絶叫系で楽しんでいる早崎
くんが本当の姿なんだろうと思えて

あたしも
笑みがこぼれてしまうんだ。