「失礼しましたー」


話が終わるとみんなが理事長室
を後にした。

残ったのは慧だけだ。



____

「キミは、なにか抱えてるように
わたしには見えるんだが違うか
な?」

「ははっ、違いませんよ」


理事長に今の自分の同様する
気持ちを当てられ慧は驚いた。


「わたしは素直に生きろ、これだ
けいわせてもらおうかな」

「素直・・・・・・?」

「抱えてるものはいつか捨てる
ときが必要なんだよ」


理事長は優しくそういった。

その言葉に慧にも自然と笑みが
こぼれた。