「頼むよっ!!」

「もう・・分かりました・・。
王子様を決めればいいんですよね?」

「ほんと!?あぁ、ありがとう!!」

「いえいえ・・」


なんか、

理事長の真剣さに負けたよ・・。


お姫様になって・・王子様を決めれば
いいんでしょ?


ちょろいじゃん・・。


こう思ってたのは・・
きっと


本物のあたしだけの王子様なんて
現れるはずがないって


思い込んでたからなのかな?



―――。


「最初からそうすればよかったっつー
の」