お姫様のtrueprince☆


・・え?
あたしなにか勘違いしてる?


「俺は、頑張って可愛く見せようと
してる女子より。真中みたいなやつ
のがよっぽどまし」

「・・え?」

「こんなこと言わせんなよ・・・///」

「う、うん・・・」


驚いた・・そんなこと言ってもらえる
なんて、


ただましな存在なだけなのに
こんなに嬉しいあたしは馬鹿かもしれ
ないね。



「じゃあ、行くぞ。ん・・」

「え?」

「カップルとかに・・のまれねぇーため」

「そうだねっ」



五十嵐くんは
優しくあたしに手を差し出してくれた。

そしてあたしも
そっとその手を握った。



_________


「こんばんわー」

「ばんわ・・・」