「うん」
いや、
いいのか!?
自分で返事しといて不安になるとか
本当にあたしは馬鹿だ。
だけどだけど・・・
気のせいかもしれないけど
『俺とじゃいやか?』そう言ったとき
の
五十嵐くんの表情は悲しそうだった
気がしたから。
「お客様♪」
「は、はいっ」
あたし達の席に笑顔の
店員さんが来た。
「こちらはカップル席となっておりま
して、クリスマス特別カップルメニュー
がございます♪」
「はぁ・・・・・・」
「・・・・・・」
なるほど、
このお店に入ったときからなーんか
場違いだと思った。
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