誰かが、
慧の肩に手をおく。


「なにがきまんねーの?」

「いや、実は・・・って風牙!?」

「おう、俺だけど・・・」

「おうっ、おはようっ!」



いやいや、
嘘下手ー・・・

隠しきれてないからね?実際。

反応がおかしいから。


でもまさか、
水城くんとはびっくりだ。



「お、おはよ・・」

「おはよう、水城くんっ」

「はよっ」


あっ、
なんだかそっけない?

なんで!?

いつも笑顔なのに・・・あたしなんか
しちゃったっけ?



「風牙ぁ?まだ話てるのよぉ?」

「お、おう。じゃあなみんなっ」

「あぁ」



水城くんはやっぱり周りに女の子を
連れていてすぐに
教室を出て行った。