早崎くん、
なんだか寂しそうなのは気のせい
だろうか?


「ほら、ちょうど出てるじゃん」

「あっ!ほんとだ!!」


四人とも、
さわやかにこなしていた。

周りからの応援?
いや、なんかよく分かんない黄色い
声が体育館中に響きわたってる。



「早崎くんは、なんで出なかったの?」

「・・それは・・」


あれ!?
なんか聞いちゃいけないことだったの
かな!?


なんだか、
早崎くんは言いにくそうだった。



「なんで、僕が出たいって思ったの?」