誰かを選ぶなんて無理なのに 一人一人に ドキドキしちゃってると その人の良いとこばっかり見えて 選ぶなんてもっと出来なくいや、 不可能になっちゃうよ。 「じゃあねっ!」 ポンっ。 「んっ」 慧はなぜか、あたしの頭の上に一回 手を乗せて完全プリンス笑顔で 去ってった。 なんだこりゃ。 「きゃーっ藍李いーなー」 「えっ、なにが」 なぜか、 隣にいる舞のテンションがMAXですね。 「ポンっとかされたいーっ!」 「あぁ・・・」