「話くらい…させてくれよ!!!」

びくっっっ

なぜ怒鳴られたのだろう…
私が怒鳴られなければいけない理由はない…。

どれよりもびっくりして思考回路が
止まっているような気がする…

ぁ…
とまってはいないのか…
今考えられてるし…

「な…何で怒鳴るの??」
「あ…。ごめん…つい…」
「意味わかんないし…帰る!腕解いて!」
「まてって!謝る時間くらいくれよ!」

あや…まる?
私に?

「何をあやまるの…?」
「さっき…嘘つきだのひどいこと言ったし…」

…。
いまさら…。
そんなのいまさら…。

「別に謝んなくったっていいんじゃない?私嘘つきだもん!どうせ…最低な奴だもん!」

私は思いっきり足をけってやった。
そしてそのまま勢いで腕を振りほどいて逃げた。

何にも聞きたくない。
いまさら謝られたって…。
あれだけ気づ付けられて…
私はもう…
だれも許せない…
信じられないよ…

もう…
なにもわかんない…

ひとみのことも…
親友だと思ってたのは…
私だけだったのかな…

ひとみ…