2人で過ごす最後の夜。 俺たちは秘密の魔法を交わした。 俺は、死しても尚、記憶として生まれてくることを。 彼女は、剣として自分と同じ者に使われることを。 死を持って完成する魔法。 彼女の剣は、光を。 俺は記憶の中の闇に触れれたモノだけに力を。 _____また、巡り会うために。 火が松明に点り俺たちを焼いて行く。 そして、魔法を 完成させた。 彼女は剣に、俺は記憶に。