「・・・行こう。」 みんなが次々と宙に飛ぶ中、あたしと空だけ、まだ、飛べてない。 「!!はやく!!そこまで迫ってるぞ!!」 竜樹さんが叫ぶ。 グイッとあたしの手をつかみ飛ぼうとする。 け れ ど バシッ・・・・ 空の手から逃れ背を向ける。 「・・・逢わなきゃいけない人がいるの。」 そう告げて・・・・。 「夢羽!「風速走瞬」 みんなを飛ばした。