変人執事とツンツンお嬢様



退屈な時間は、本当にゆっくりとしか進まない。


二時間程度の入学式が終わったころには、お尻が痛くなっていた。





「1年A組は…」



体育館から教室に向かう。


北校舎、南校舎、そして本校舎の3つがあるこの学校。

1年の教室は北校舎にあった。






ガララッ



「…ぁ、きたよ」

「あれが噂の…壇ノ宮の令嬢?」

「可愛いけどキツそうだよね」





ヒソヒソ話しているのは

きっと、クラスメイト。




……なんだ。

ここでも結局




「…昔と同じか」




はぁ とついたため息は、想像以上に重いものだった。






.