ユメみる夢みる僕のキセキ

「そ、それは……」

「俺の所為だろ、俺が……俺がお前との思い出に嘘を吐いたから……」

「……泣いてるの、雫?」

 泣いていた。言われて気付いた、俺の目から涙が溢れていた。

「俺……解かんないんだ。優美なんて、幼なじみ、知らないんだ」

「……前も、同じ事言ってたよね。やっぱり、あれは……嘘じゃないんだね。……ごめんねっ!!」

 優美は俺を押し倒して、胸に顔を埋めた。

「気付いてた。でも、認めたくなかった……ごめんね……ごめんね雫っ……」

 泣きながら謝る優美……
 謝る? どういう意味だよ、それ……
 もう、俺とは一緒に居たくないって事なのかよ……


「お願いだよ優美……俺を捨てないでくれ……頼むよ、お前が望むなら、幼なじみでも、恋人でも……」

「やめて! そんなこと言わないで!」

 優美は唇で俺の口を塞いだ。
 それは俺にとって……
 生まれて初めての……キスだった。