友岬優美。俺の隣に住んでいる……俺の知らない、幼なじみの名前だ。
一緒に居てくれる。
優美が言ってくれた言葉は俺にとって、孤独を振り払ってくれる魔法のようなものだった。
だけど……俺は、そんな魔法を守る為に、必死で自分を偽り続けた。
俺は優美とずっと一緒に居たい。
それは……誰の為?
「……ただいま、優美」
「あ……おかえり、雫」
俺のベットで寝ている、わらって「おかえり」と言ってくれる優美。
「え……どうしたの、雫……その顔!?」
文歌に叩かれ、腫れ上がった顔の俺を見て、優美は驚く。
「なんでもない。それより……ほら、冷却シート買って来たぞ」
「あ、うん……ありがと」
俺は買って来た冷却シートとスポーツドリンクを床に置き……
その陰に、背中にある文歌から渡されたプレゼントを隠した。

