ユメみる夢みる僕のキセキ

「雫」

「ん?」

「もう……何処にも行かないでね」

 優実は強く俺の手を握り返した。

「優実が、ずっと俺の側に居てくれるなら……俺はずっといるよ」

「ずっといる。わたしは何があっても、雫の側に居るよ。たとえ……どこであっても」

 その言葉は、優実の温かいぬくもりと一緒に、俺を包み込んでくれた。

「……ありがとう」

 抱きしめられて、優実の言葉を聞いて、おれは心も体も温かい。
「……ありがとう…優実」
 もう一度、優実にその言葉を言うと、どうしてか……俺は急に眠くなって、優実の胸の中で目を閉じた。
 そして、温かい感覚の中……意識が消えた。