ユメみる夢みる僕のキセキ

 不良達は鉄パイプやらスタンガンを取り出して俺の方に一気に向かってきた。

「雫っ…嫌ぁ~逃げてよーっ!」

「ちょっと、そんな大人数卑怯よ!」

 不良達の様子を見た優実と文歌が騒ぎ出す……

「さっさと、逃げろ!」

「いや、雫がいなきゃ嫌だ!!」

「なっ……!?」

 この絶望的状況の中、優実は言う事を聞かず、俺の腕にがっちりとしがみ付いて離れない。

「……っ、アンタ、後でちゃんと優実に謝りなさいよね!!」

 それに文歌も、震える足で雫の横に立って、不良達と向かい合った。

「ひゃはは、カッケー……じゃあ、死ねや!!」

「女の子は後でゆっくり、可愛がってやるよ!!」

 不良達はお構いなく襲ってくる……

「くそッ!!」

「きゃ!!」

 俺は横に居た文歌を優実と共に後ろに投げた。
 何してんだよ……俺……
 目の前に迫る、鉄パイプ。
 俺は歯を食いしばった……

「ぐっ……」

 鉄パイプは何とか右腕で受けた。けど、物凄い痛い。

「ちくしょぉぉぉおおおおおおお!!」

 なに熱くなってんだよ……俺。