ユメみる夢みる僕のキセキ

 朝からの苛立ちを全て剣に込め、俺は全力で剣を振った。
 今できるすべての力を出しきった。
 なのに……

「甘いわ、雫!」

 それを『母さん』と名乗った奴は、何事もなかったかのようにかわして、一瞬で俺よりも早く、後ろに回り込こんだ。

「終わりね…今日はもう寝なさい…」

 まずい…、この体勢からじゃ……

「ごめんね…雫」

 振り返り、『母さん』の顔を見た時。
 視界が真っ白になった。