ユメみる夢みる僕のキセキ

「さ、着いたわ、雫ちゃん」

 おばさんが俺を案内した場所。
 そこを俺は、知っていた……

「……洋膳屋」

 この店は……夢じゃなかったのか?
 優美が居た世界では、ついこないだも来た。
 この孤独な世界にもあったのか……
 ……違うか、この街に来てから殆ど出歩かなかったから、知らなかったんだ。
 あったんだな、此処……
 
「さ、お入り、雫ちゃん」

 俺は案内されるまま、洋膳屋へと入っていった。