ユメみる夢みる僕のキセキ

「やっぱそうだわ! 大きくなって~、何年ぶりかしら~」

 俺を知っているのか?
 ぼやける視界だけど、俺の顔を誰かがジッと見ているのが解かる。

「大丈夫かい、雫ちゃん。なにか、あったのかい?」

 目の前に居る人は、何かで俺の泣き顔を拭いてくれる。

「……おばさん、だれ?」

 何度も顔を拭かれ、うっすらと見えた視界に映ったのは、見た事が無いけど、優しそうなおばさんの顔だった。
 誰なんだこの人は?
 俺を知っているのか?

「おいで、雫ちゃん。昔みたいに、アレを作ってあげるわ」

 アレって何だ?
 それ以前に……泣いている理由を聞かないのか?
 おばさんは、俺が泣きやむのを待って、そのまま、俺を何処かに案内した。