「雫ぅ~~朝だよ~~っ!」
瞼を閉じてる暗闇の向こうから、優実の声が聞こえる……
「……ふぁ~~あぁ…ぁ…んん……」
目を開けると俺を揺すって起こす優実の顔……
なんか、いつもと違うような……
半分寝ぼけながら起き上り、とりあえず部屋の時計を見ると……午前9時。
「9時だと!? まずい、学校が……今日、祝日か……」
時計を見て飛び起きた衝撃により眼が覚め、一人で何やら驚いて勝手に納得した自分。
自分で自分の姿は見れないが、その姿は多分相当マヌケだった。
俺は羞恥心に押しつぶされそうになりながら、この姿を見られた優実の方を静かに向いた。
すると……
「あれ、その格好?」
「うん……えへへへ、おばさんに着せてもらったんだぁ~!」
寝癖をつけたパジャマ姿の俺とは違い、髪を結び、可愛らしい浴衣に袖を通した優実がそこには居た。

