ユメみる夢みる僕のキセキ

「お前に信仰心なんてねーだろ。むしろ、地蔵とかに落書きしてそう……」

「アンタに言われたく無いわよ!」

「なんだ、って事はお前、巫女か? …くくくっ――」

 まずい……全然似合わない。
 それ以前に、想像できない……

「何よ、言いたい事があるなら言いなさいよ!」

「――くくく…別に……ふふっ――」

 文歌の巫女姿を想像すると今にも吹き出しそうだが、さすがに家の事情なら仕方ないと必死に俺は笑いを堪えた。

「ああーーもうっ! 笑いたきゃ笑いなさいよ!」

「いや……いいと思うぞ…――くくっ――」

「雫、そんな態度、文歌ちゃんに悪いよ………ぷふっ!」

「ちょっと、アンタも今、笑ったでしょ優実!?」

 優実は一瞬笑いかけた口を手で押さえ、震えながら首を横に振る。