~璃羅~


『…好きだ』


だれ?
この声…聞いたことある私の好きな声、私が一目惚れした人の声…


その声の主はドアを閉めて行ってしまった

待って、行かないで
一人にしないで


「…ら…りぃ……りぃら…りぃら!」


「ん…。」


目を覚ますと琉茅が心配そうな顔をしていた


「うなされてたけど悪い夢でもみたか?」


私の寝ている、ベットに座っていつの間にか流れた汗を拭いてくれてた。

「ありがとう…ちょっと怖い夢見ただけだよ。」

「そっか。ちゃんと薬飲んだか?」


「うん。」