でも、本当だもん。 かなり、ゆっくりだったけど、一緒に帰っただけ。 「手は繋いだのに?」 「え~!な、何でそれを」 恥ずかしくて、顔が赤くなるのが分かる。 もしかして、見てた? 動揺する私に、由紀亜はニヤッと笑った。 「目撃者がいたのよ」