七瀬ちゃんは ソファーに倒れ込んだ。 携帯をお腹の上に置いて考える。 "何着ていこう?" "どこに行こう?" 頭の中が 陸翔のことでいっぱいで今にもパンクしそうだった。 失いたくないという気持ちの方が 今は 強くて 自分の気持ちを抑えることで精一杯だった。