さすがに秀くんの腕がしびれてしまったらしい。

ごめんね、秀くん。


二人はよいしょと立上がって、

お互いの頭や服についた草を払い合った。


「何か甘いもん食いたくね?」

「でた、甘党」

「何か前この辺にアイス屋来てたんだけどな」


秀くんが辺りを見回した。

アイス屋さん…。


「来たことあるんだ」

「あ、うん。前にね」


アイス屋さんじゃないよ。


あー待て待て待て!


今、聞いたらさっきまでの幸せな雰囲気が全部吹っ飛んじゃうかもしれないよ?

ここはぐっとこらえて、スルーするべき所だよ?



でもだめだ。

口が勝手に…。