けれど 此処からは出さない。 「とりあえず食えよ。」 「……いらない。」 固く断る彼女。 だから俺は 「―――っ!!」 飯を自分の口に入れ 唇を彼女のそれに押し当てた。 口移し。 俺は何度もその行為を繰り返し 食器を空にした。