観覧車に乗ってから、私たちは帰路に着く。 私は颯太の肩に凭れながら車窓から見える街明かりを見つめた。 観覧車からの景色とは違ってまた良い。 「つ、めた…?」 すると、私の左手に何か触れた。 颯太の腕に回してた左手の薬指。 「…………え?」 …ゆ、指輪…? 「おじさん…琉架のお父さんに貰ったんだ。“照れ臭いから、代わりに渡してくれ”って」 颯太はわざとらしく左手で私の左手を握った。 そこにも指輪は嵌まっててる。 私は肩に頬を着けたまま、颯太を見上げた。