シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】




「主、願わくは…」



シスター古暮の働く教会の牧師さんの進行の元、お通夜は始まった。

クラスメイトや担任と校長が二階から見守り、一階には傘下さんやご近所さん、母親の知り合いが、立つ人も出るほど集まってくれた。

親族席の傍の左前列にはシスター高部・古暮・早苗さんが座り、中央列は佐和田家が居る。

私は泣いてる環架に手を掴まれながら、母親の棺を見つめる。

父親は聖書の復唱。

でも、声が震え、ハンカチでは間に合わないほどに、涙がスラックスに落ちてる。

後ろの席の祖父母は、言葉も涙も無くし、憔悴してる。