シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】

こんな日はいつか来るかも知れなかったけど急過ぎる。

“「明日は颯太君と琉架の為に、晩御飯を作るから、颯太君を連れて来てよ!」”…
それが最後だなんて嫌。

まだ、伝えたい事があった。

このチャペルで、母親にウェディングドレス姿を見せたかった小さい頃の夢を叶えたかった。

…なのに早いよ…。



「おがぁ゛さぁ゛…ん…っ……」



あの笑顔がもう見れないなんて、誰が予想した…?

誰も予想なんてしてないよ。

私は強く抱き締めてくれた人の背中に腕を回した。



「今はたくさん泣け……」



その人は颯太で、私は言葉に甘えるかのように、止まらない涙を溢した。