シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】

「麻梨愛…1人で逝かせてすまない…っ…」



父親の涙を見ながら、私は再び胸に手を当てた。

痛みが嘘のように引いた胸。

でも、空虚感はあって、私は十字架を握り締めた。

シスター高部と早苗さんは事態を知り、色々な所に電話したり、教会の掃除をしてる。



「琉架ちゃん、大丈夫よ。
おばさんが、ちゃんと支えるからね…」



私が教会と母屋の間に立ち、空を見上げてると、シスター高部に知らされたと言う、颯太のお母さんに後ろから抱き締められた。



「……う……っ……」



私はおばさんの腕にしがみついて涙を流すも、次第に足に力が入らなくなり、膝から崩れた。