シンアイ〜彼と私に神の御加護を〜【完】

いつも“寝返りが多いよ”と、父親が言ってたような。



「お母さん…お母さん…?」



私は母親に声を掛ける。

でも、反応はなし。



「お母さん…え、……お母さん!お母さん…っ!!!!」



母親の手や肩、身体は冷たく、私は父親を呼びながら、冷たい身体を揺すった。



「お母さん…っ…!ねぇ、お母さんてば…っ…!!」



「どうした琉架っ!!」



「お母さん…が…っ…」



私は泣きながら、母親から離れた。

父親は揺すっても反応がない母親の上体を起こし、抱き締めて頭や頬を撫でる。