「はぁ・・・」
「? 涼?何をため息ついてるんですか?」
「別に・・・なんもないよ」
「素直じゃありませんわねぇ、せっかくですから・・・」
「?」
「今日は涼の部屋で寝ますね☆」
「はぁぁ!?////」
「あら。寂しくてため息をついてたのではないのですか?」
「ばっ・・・お前なぁ、そういうことはサラッと言えることじゃねぇんだよ!!解って んのか?」
「あら、そう言われればそうですわね。涼の部屋より私の部屋の方が綺麗ですわよね」
「そ・・・そういう事じゃなくてさ・・・」
黒紀涼(17)、人生の苦悩は始まったばかりである。

