その後は手当たり次第にその女の情報を入手した。 女の名前は上村愛華。愛華は頭脳優秀だったし、成績も良かった。きっと俺ぐらいに。 それから俺は愛華を一年ずっと見ていた。 だけれど、見ているだけじゃ足りず、2年生になった時に愛華に近づいた。 愛華はもうあの時のこともあの時の俺のことも覚えてないようだけど、別にいい。今の俺をみてくれれば。 時々、「僕」じゃなくて「俺」と言ってしまう時がある。 愛華の前では可愛い俺でいようと思って。 でも、きっとあの時から俺は愛華に溺れていたんだ。