「ふふ、今日は楽しめたから…」


そんなことを言ったあとに私の手錠を外した。



「え?」


どういうこと?と思い私は埼波くんの顔を見た。



それを察したのか、埼波くんは、

「愛華をいじるの楽しめたから今日はこれでおしまい。それとももっとしてほしかった?」


にやにやしながら言う埼波くんに、私はわなわなと怒りを表した。





「もう知らない!埼波くんなんか大っきらい!」


そう吐き捨て急ぎ足で学校に向かった。