いやいやいや、
ちょい待て。

何でそうなる?
それとこの暗い視界をどうにかしてくれ。



「愛華」


いつもより低い声。
いつもはおちゃらけてるのに、さ。


「愛華どうなの?」


「そんな人はいません」


「…………」



あれ?
喋らなくなった。